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見方を変えてみたらいいんじゃない?

★H-Yamaguchi.net: 「百姓から見た戦国大名」

戦国時代を大名の視点からだけで見てると、色々見落としてることがあるよ、という気づきのお話。
面白そうなので買ってみたいですけど、こういう視点の話は現代にも通じるところがあるように思います。
戦国時代、大名だった人間はごく一部であったし、世界史の教科書に名を残す国王や名士なんて更に一部の一部。そういう人々の激動の人生を追いかけることはとても楽しいし、歴史のダイナミズムを感じることができます。でもやっぱりその何万倍もの名もない民がその隣には居たはずで、そういう人間たちが本来歴史の本流のはずです。歴史をまとめるためにその流れをキーマン中心に再編しているだけで。

Webの話にうつしてみますと、ネットが広まって、色々なAjaxやらWeb2.0やら流行が分かりやすくなりました。そして最前線で活躍する一流の人々も。そういう人々を目指すのは良いけれど、別にみんなが一つの方向に進まなくてもいいんじゃないのかなと思います。
歴史の本流は名もない人々のはずであるので。
技術系の人間もゆっくり自分の立ち位置を考えてみるのも悪くないのではないかと。